Business plan for current year.

 

1999年度 事業計画

組込みソフトウェア開発技術研究会(CEST)では、1999年度に次の事業を行うことを計画している。

(1)組込みソフトウェア技術者のコミュニティ作りとその運営

組込みソフトウェア技術者のコミュニティを作り、技術者同士での情報交換や技術交流を通じて、相互の技術レベルアップを図る。そのために、次の要領で技術交流会を開催する。

日時 毎月1回 2時間程度(原則として第1火曜日 午後6時30分から)
内容 企業の技術者からソフトウェア開発の現状や問題点に関する話題提供をいただき、それについて情報交換を行う。
大学の研究者から最新の技術動向について紹介する。
基盤技術の共同研究・開発に関する打ち合わせを行う。
場所 豊橋サイエンスコア
会費 500〜1000円程度(お茶代・資料代)

また、会員のためのメイリングリストや、会員のみアクセス可能なホームページを用意し、インターネットを通じての技術交流も行う。

(2)組込みソフトウェア基盤技術の共同研究・開発

研究会会員による組込みソフトウェア基盤技術の共同研究・開発として、組込みシステム用リアルタイムOSや、WWW、Java、CORBAなどのインターネットに関連する技術の組込みシステムへの適用(組込みインターネット技術)に関する共同研究・開発を行う。1999年度においては、組込みインターネット技術の中でも、特にWWW技術を適用して組込み機器の遠隔監視・保守や設定を行うための技術に重点をおいて進める。

年度前半では、組込み機器の遠隔監視・保守や設定をWWW技術を用いて行う方法について技術調査ならびに基礎検討を行うとともに、実際の機器へ応用する場合の要求事項や問題点を探る。また、標準的なハードウェアと基本ソフトウェアを設定し、容易に実験に参加できるような環境を整える。年度後半では、前半の活動で洗い出された要求事項や問題点を解決するための技術の研究・開発へと進める。

会員企業は自由に共同研究・開発へ参加できることとし、共同研究・開発への参加形態は、それぞれの企業の実状にあわせて決められるものとする。共同研究・開発への参加形態によっては、研究会会費以外の負担をお願いする場合もある。

(3)組込みシステムに関するセミナーの企画・開催

会員の技術向上や共同研究・開発の参考とすることを目的として、組込みシステムの開発技術に関するセミナーを企画、開催する。1999年度においては、年間に2回程度セミナーを開催する計画とする。セミナーには非会員も参加できるものとするが、参加費などの面で会員を有利に扱う。








last update 2000/01/20. by Y.Yasuda