(社)トロン協会 ITRON専門委員会 〒108 東京都港区三田1丁目3番39号 勝田ビル5階
TEL: (03) 3454-3191 FAX: (03) 3454-3224
ITRON関連製品登録制度の詳細については、ITRON標準ガイドブック2のV.4章を 参照するか、トロン協会までお問い合わせ下さい。
仕様 | 製品名 | 対象プロセッサ | 会社名 |
---|---|---|---|
μITRON3.0 | SR900 | SPC900 | ソニー(株) |
μITRON3.0仕様の最新バージョンは、Ver 3.02.00 です。μITRON3.0標準ハン ドブック (Ver 3.00.00) からの改訂点は、ITRONニュースレター No.5 および No.11、 または ITRON標準ガイドブック2 に掲載されています。
ITRON標準ガイドブック2は、μITRON3.0仕様をメインのターゲットとして 作成されています。ITRON標準ガイドブック'92-'93 は、タイトルの1992〜93 年という期間を過ぎていますが、μITRON仕様(Ver 2.0) や ITRON2仕様を 使われている場合には、現在でも有効に活用できます。
書籍名 | 分類 | 価格 | 発売元 | 発行年 | ISBN番号 |
---|---|---|---|---|---|
ITRON・μITRON標準ハンドブック | 和文仕様書 | 4,800円 | パーソナルメディア | 1990 | ISBN4-89362-079-7 |
μITRON3.0標準ハンドブック | 和文仕様書 | 4,000円 | パーソナルメディア | 1993 | ISBN4-89362-106-8 |
ITRON/FILE標準ハンドブック | 和文仕様書 | 3,000円 | パーソナルメディア | 1992 | ISBN4-89362-092-4 |
ITRON標準ガイドブック'92-'93 | 和文参考書 | 3,500円 | パーソナルメディア | 1992 | ISBN4-89362-197-6 |
ITRON標準ガイドブック2 | 和文参考書 | 3,500円 | パーソナルメディア | 1994 | ISBN4-89362-133-5 |
μITRON Specification Ver 2.01.00.00 | 英文仕様書 | 12,000円 | トロン協会 | 1989 | − |
ITRON2 Specification Ver 2.02.00.10 | 英文仕様書 | 15,000円 | トロン協会 | 1990 | − |
μITRON3.0 Specification Ver 3.00.00 | 英文仕様書 | − | トロン協会 | 1994 | − |
μITRON3.0互換性チェックシートは、ユーザがμITRON3.0仕様に準拠して実装 された OS の比較検討を行う際の資料としたり、応用プログラムを移植する際 の目安とすることを主な利用目的として作成されています。具体的には、μ ITRON3.0仕様で、オプションとなっている仕様をどれだけ実装しているかや、 選択可能な仕様のどれを採用しているかが、容易に把握できるように工夫して 作成されています。また、チェックシートを機械的に読み込めるようにするこ とで、OS の持つ機能が一目でわかる表の形式や、複数の OS を比較するため の比較表の形式への機械的な変換ができるように工夫しています。チェックシー トの正式版が完成した後は、ITRON関連製品登録制度に μITRON3.0仕様OS を 登録する場合にチェックシートの提出を義務付け、ユーザに提供したいと考え ています。
互換性チェックシートのβ版およびチェックシートの記入例は、ここから取得できます。チェックシートに対 するコメント・質問等は、ITRON専門委員会宛にお送り頂けると幸いです。な お、7月20日に開催する ITRONオープンセミナーで、これらのファイルの入っ た FD を配布し、その概略を紹介する予定です。
OSのオブジェクトサイズは最小で約1Kバイト最大で約7Kバイト (接続機能含ま ず) とコンパクトなものとなっています。ディスパッチ時間は約35μsec (外 部クロック20MHz供給時) です。割り込みハンドラを直接駆動する方式をとっ ており割り込み処理が高速となっています。
SR900では、OS起動時の静的なパラメータの設定及び目的のアプリケーション が必要とする機能のみを選択する為の附属のツールとして、カーネル生成ツー ル「GR900」を提供しています。GR900を用いて最適なOSのコンフィグレーショ ンが行なえます。
C言語インタフェースを用いることで、アセンブラ、Cの両言語で開発が可能で す。C言語での組み込みアプリケーション開発のバックアップとして、A/Dコン バータ、シリアルインタフェース、タイマ等の、SPC900内蔵のペリフェラル機 能を操作する為のドライバライブラリをOSと同時に提供しました。
また、SPC900内蔵のシリアルインタフェース機能を使用することによりSPC900 間での接続機能をサポートしており、マルチプロセッサ構成のシステム開発に も対応しています。
OS使用アプリケーションを効率的にデバッグする為に専用デバッガ「DR900」 も合わせて提供しています。タスクスィッチングの履歴参照、オブジェクト獲 得時のブレーク等、OSオリエンテッドなアプリケーションデバッグ環境を DR900が提供します。
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